2014年の除夜の鐘は近所のお寺に出向いた。かなりの寒空の中、待つこと1時間ほどでつかせてもらうことができた。
2015年は知積院に出かけた。朝1時までに並べば全員一人一回撞かせてもらえる。その上お守りまで頂けると聞いた。
31日の夜9時半頃家を出発。道路は思いのほか空いていた。が、小雨が降り続いていた。
知積院到着は10時45分頃。この時点で雨は止んでいた。人の列は既に出来ていた。大体60~80名ほどだろうか。大抵のお寺では108人までと聞いていたが。
11時頃、大根炊きと生姜湯の炊き出しがあった。寒い中とてもありがたい。
11時55分頃。鐘楼のあたりでお鈴の音がした。続いて読経が。とうとう始まったようだ。
ギョギョ!火の中に人が浮かび上がった。奥の広場では焚き火も始まっていたのだった。
12時05分頃、複数の僧侶による鐘撞一人ずつ始まる。しばらくして一般人の鐘撞がやっと始まった。
ゴ~ン。しばらくしてゴ~ンと一人一回ずつ撞く。
面白いもので人により音が異なる。
いい音で撞く人もいれば、遠慮気味に撞く人もいる。余程昨年が良くなかったのか、力任せに撞く人もいる。
鐘と鐘の音の合間は各自に任されているため、結構余韻が楽しめない。従って忙しなく(せわしなく)感じる。
しかしその理由は帰る頃になり判った。
それは次から次へと参拝者が訪れ、鐘撞の列は我々が到着した頃の3倍になっていたからだろう。
一人でも多くの人に撞いてもらうからにはやむを得ないかな。
帰る頃にはまた小雨が降ってきた。
今年は日本中、世界中がいい年でありますように・・・。もちろん我が家にもいい年でありますように。