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足る

法起寺とコスモス

いい天気。そして2時間ほどの隙間。

これはどこかに行かねばならない。と思うと腰が落ち着かない。

昼ごはんをサッサと済ませて斑鳩町の法起寺へ。ここは近辺に知人がいるので以前はよく来ていた。

一面のコスモス畑の向こうに三重塔がチラリと見える。

駐車場は無料だった。既に10台くらい止まっていた。なんとか空いているところに駐車。

コスモスは淡い色。極楽ってこんな感じなんかなあ。

法起寺とコスモス_d0188401_2023524.jpg


コスモスが風になびいて気持ち良さそう
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柿食えば鐘が鳴るなり・・・・
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さあ帰るか。
# by foxpapa | 2012-10-22 18:19 | ぶらり/近場 | Comments(0)

元町 関帝廟とフレンチ

大雨の水曜日。朝からどこへ行こうかなあと考えた。

そう言えば今年始め台湾旅行したとき、関羽さまが祭られている関帝廟にお参りし、当時困っていたと事をお願いしてきた。

そしてそのお願いも成就したのでお礼参りに行かないといけないなあ、と考えていたが、台湾までいけない。

でも関羽さまは心の広い方で、世界中の関帝廟に言ってお礼を言えばよろしい~と聞いたことがあったので、一番近いところでは神戸 元町の関帝廟に行かねばならないと予てより気になっていた。

じゃあお参りして、元町に寄って美味しいものを食べて帰るか、という行程を提案。

ところが雨脚がとっても強いし、阪神高速は生田川を先頭に10kmの渋滞。通ったことはないけれど湾岸線を通って行ってみるか。またこれが大型車の山で、その中に埋もれた小さい車。ワイパーを最大に動かしてもなかなか見づらい始末。
やっとの思いで三宮で降りた。

さあ記憶をたどって関帝廟へ向かう。実は2年ほど前、桜の季節の夕方、関帝廟をを訪れたことがあった。
しかし途中までは行けたのだがなかなかたどり着けない。
そこで家内のアドバイスでスマートフォンで調べると、300mほどのところまで来ていた。少し通り過ごしていたのである。スマートフォンはこういうときにとても便利な道具。

元町 関帝廟とフレンチ_d0188401_12143184.jpg


さ~てお次は腹ごしらえ。相当渋滞や大雨で神経もすり減らしたので、血糖値を高めないと脳が働かない。

ルセット
家内が調べておいたお店をこれまたスマホで探す。
どうやらここから10分程度のところ。車のナビも探してくれた。

四苦八苦の末、ようやく見つけて駐車場へ車を入れる。

元町 関帝廟とフレンチ_d0188401_12275844.jpg


テーブルの上にはハローウィンのデコレイト
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これで一人3300円。

フレンチと日本料理は目で見ても楽しめる。配色が美しい。くどくもなく美味しい。そして最近は気取らなくても頂けるお店が増えたのも助かる。
ご馳走様でした。また来ます。

外に出ると雨は止んでいた。近くをブラブラしてパンを買った。ル・パンという名前。
美味しかった。

そろそろ帰るかなと大通に出て阪神高速を目指す。生田川の乗り口から乗ろうと思うが、以前と同じ間違いをした。乗り口手前の交差点を曲がってしまった。やれやれ。

仕方なく迂回して再び挑戦しようとしたら、目の前に商店街が見えた。市場とか商店街が好きなので、コインパーキングに車を入れて商店街を覗く事にした。

大安亭市場と名前が書いてあった。
元町 関帝廟とフレンチ_d0188401_189935.jpg

豚足やキムチなど韓国食材が多い。そして食材が安い。
これはウキウキしてくる。
ミカンと肉の細切れを買って帰ることにした。

やっぱり高級な食事も美味しいけれど、普通のお店が性にあっている。

冬の晴れた日に自転車を積んでまた来よう。
# by foxpapa | 2012-10-18 12:15 | Comments(0)

般若寺 (コスモス寺)~奈良豆比古神社 くすの木

昼の時間が3時間ほど空いた。空も青い。少し気温は高いものの外に出るには丁度いい。

で、昨年は行きそびれた般若寺に突如?行く事にした。

早々に昼ごはんを食べて1時前には出発。しかし家内を連れて行くとなると厄介なもので、ショッピングセンターに寄ってから・・・というわけで30分ほど回り道。
心配だったのはお寺の駐車場状況が全くわからないこと。月曜日とは言え好きな人たちは集まってくるからね。

と空いていた駐車場に止めることが出来た。(実は後から判った事だが、ここは違う駐車場だった。が偶然知り合いのところだったので、なんとでもなりそうだった。)

般若寺は別名コスモス寺とも呼ばれ、秋のシーズンは参拝客とコスモス目当の人でごった返すらしい。特に土日は混雑するらしく、境内には「土日の三脚はご遠慮願います。」と掲示されていた。

きれいにコスモスが咲き乱れていた。三昧・・・である。

般若寺 (コスモス寺)~奈良豆比古神社 くすの木_d0188401_1613376.jpg


般若寺 (コスモス寺)~奈良豆比古神社 くすの木_d0188401_1613525.jpg


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般若寺 (コスモス寺)~奈良豆比古神社 くすの木_d0188401_16151212.jpg


結構な人たちがカメラを持って構えていた。でも皆さんお行儀がよい。
コスモスは今が旬だもんね。

お向いの植村牧場さんに立ち寄ってソフトクリームを頂く。味はさほど濃厚ではなくあっさり味。
ご馳走様でした。

裏にいた羊さんにご挨拶。
するとべぇぇぇぇぇぇと脅かしてくる。がこっちはそんなの気にしない。するとあっちへ行ってしまった。
般若寺 (コスモス寺)~奈良豆比古神社 くすの木_d0188401_16165549.jpg




帰ろうと思ったら、奈良坂の西の端に奈良豆比子神社(ならづひこじんじゃ)と言うのを発見。
一度は車で通り過ぎたけど、なんだか気になって戻ってみた。
般若寺 (コスモス寺)~奈良豆比古神社 くすの木_d0188401_17165029.jpg

参拝を済ませて裏に矢印があったのでそっちへ歩く。
大きなくすの木があると書いてあった。

細い道を通り抜けてみると、薄暗いところにでた瞬間、目の前に立ちはだかった樹。迫ってくる感覚に陥り、見た瞬間思わず声が出た。

この樹が樹齢1000年を超える大木かぁ。
自然への畏敬の念を抱かせる不思議な空気を持っている感じがした。

般若寺 (コスモス寺)~奈良豆比古神社 くすの木_d0188401_17175454.jpg


これは静かに見守って行きたい環境だ。
地元の人が大切にしているのが判る気がする。
# by foxpapa | 2012-10-15 16:16 | ぶらり/近場 | Comments(0)

友人を見舞って

9月15日 夜 携帯電話が着信を知らせた。ディスプレーを見ると友人Iの名前が。

「はい。」と返事をすると先方は意に反して女性の声。しばらく話すをどうやら彼の奥さんだった。その瞬間彼に何かあったと直感した。

よく聞くと9月7日彼はトイレで倒れ、その後病院に搬送されて脳梗塞の診断を受け、集中治療となる。しかし梗塞がその後も進み脳浮腫が治まらないため一部開頭され、小康状態が続いているという内容だった。

Iは体が大きくがっちりしており、パワーも人並みはずれたスポーツマンでもあっただけに、病で倒れるなど考えた事ない。そのギャップは大きく僕にはショックであった。

その後数日の間、幾度かのメールにより彼の病状が徐々に良くなっていく様がわかってきた。と共にこの状況を僕自身がようやく受け入れる事ができ、友人に相談することもできた。

見舞いに行きたいが、そのときの状況では肺炎などをこじらすといけないので、家族以外は面会できない。
ばかりか彼自身耐性菌保有であることもわかりなおさらであった。

そして月が変わってようやくICUから一般病棟に移り、面会も可能だと連絡が入る。

発病してから1ヶ月と少し経った時、見舞いに行けた。友人Tと共に行った。

Iと会う前、どんな状況であろうか。顔が麻痺の為に相当歪んでいたりしないだろうか。我々の顔を見てもわからないのではないだろうか。しゃべれるのかな。などと考えるとどうやって対応したらいいのか緊張してくる。

しかし彼の奥さんの会話が余りにも楽しそうで、それに引き込まれながら徐々に緊張が緩むのがわかった。

いざ対面。少し緊張モードに戻った。が、彼を見るとヘッドギアを付け、車椅子には乗っているものの、可動可能な左足で床を蹴りながら自力でこちらに向かってくるではないか。
なんとけなげなリハビリ姿を見てジーンときた。

明らかに我々の事をはっきりと認識している、どころか明瞭に理解して歓迎している。そして眼には涙が湧き出てきた。喜びの涙だね、と奥さんが念押しすると頭を立てに振った。
気がつけは僕の眼にも涙が溜まっていた。
きっと彼にしてみれば、薄れる意識の中でもう誰にも会えない、と腹を括ったに違いない。それだけに多くの人とあえる喜びを誰よりも感じ取っているのだろう。

湿っぽい話もなんだから、「頭にエエ帽子被ってるなあ。こんな事してんとテニスに行くぞ。ほらっ。」と言ったらニヤッと笑いながらまた涙。それを見て言葉が出なくなった。

彼も言葉を発しようとするが、脳で考えたイメージを上手く言語にできないみたいだ。歯がゆいのだろう。
もうしばらくの辛抱だ。

右半身がほとんど麻痺しているので、神経の連携が上手く行くと徐々に回復してくるのだろう。

奥さんにエピソードを伺った
(その1)
彼自身トイレで倒れてしばらく音も聞こえていたらしい。トースターのチンッと言う音。奥さんが隣りのシャワールームでシャワーを浴びている音などなど。でも自分の異常を伝えられないもどかしさの中で叫んでいたのだ。
あまりにもトイレから出てこない、そしてトイレから匂いが漏れで来るので、彼を気にしたようやく奥さんが「失礼しますよ」と声がけしながら扉を開けると、なんとそこに彼の頭があったというのだ。しかし寝ころかっている彼を見てパニックになり、状況を悪い方に飲み込みたくないので寝ているだけかな?と思ったという。
しかしやっと異常と感じ、彼に「救急車 呼ぶ?」と聞いたらしい。すると彼は薄れる意識の中で「うん。」と返事したとか。精一杯の返事だったのだろう。

そして救急車が来て病院に搬送されたあとは記憶がないという。人間どこまで意識があるのだろう。

(その2)
リハビリを兼ねて奥さんの名前、自分の名前を言う練習を二人でしたらしい。
余談だが、一般的に失語症になり練習する際、男性は奥さんの名前は言えても自分の名前は言えない。逆に女性は旦那の名前は言えないが自分の名前は言えるらしい。
彼もご他聞に漏れず奥さんの名前は言えたが自分の名前は言えなかった。それを幾度も繰り返しているととうとう奥さんの名前を聞くと頭を強く横に振ったのだとか。
それを見た奥さんはとうとう自分か奥さんであることも判らないのだと考え落ち込んだらしい。
そして翌日少しよそよそしい空気の中、もう一度名前を聞くと彼は一言
「いっぱい、いっぱい。」と吐く様に言ったとか。
言わされている感覚が彼にはたまらなかったのだろう。不安とジレンマの中で上手くできない自分がたまらなかったのであろう。



12月1日、2日と大学のテニス同好会の同期会を実施する事になっていた。一時は彼の病態次第では中止も考えたが、他のメンバー自体、いつ何時会えなくなるか判らないことも考えるとやるべきだとという結論に達し、開催する事にした。

そこで今から2ヵ月後のその日まで、彼はリハビリを続け、同期会に出席するようにミッションを与えてきた。
きっと彼はそれを目標に頑張るだろう。

帰り際自由の利く左手で握手をした。かなりの握力に驚いた。さすがだ。

そして病院の玄関まで見送りに来てくれた。車椅子に座りながら力強く左手を頭の位置まで挙げて挨拶していた。


まだまだリハビリは続く。
# by foxpapa | 2012-10-15 07:52 | その他 | Comments(0)

臥龍坊(ウーロンファン)との再会

先週の事だったかな。たまたま台湾料理を近隣で検索してみると、2年ほど前閉店したはずの店の名前が出てきた。

臥龍坊(ウーロンファン)

台湾旅行に行って帰ってきた後見つけたお店で、間違いなく小龍包が台湾より美味しかった。
試しに一緒に行った人たちを連れて行ったがやはり同じ感想。

が、しかしある日お店がなくなって道路が拡張されていた。

今度のお店は自宅から20分のところで程近い距離にある。

時間が取れず今日ようやく行って見た。

あった。あった。ありました。

臥龍坊(ウーロンファン)との再会_d0188401_1547155.jpg


前のお店と異なり、ショッピングセンターの手前に出来ていた。そして店構えも小さくなっている。
殆どがテイクアウト。中で食べる事ができるものの、狭い狭いテーブルに椅子が2脚だけ。

12:30~20:30(水曜日定休)
0742-48-8556

行くと既に先客が2名。

親父さんは僕のことを覚えていてくれた。
小龍包はテイクアウトできないから店で食べるか?と聞かれたけど、店の中はいっぱいだけど、どこで食べるの?って聞くと、店の外・・・って。それはちょっとなあ。
じゃあ持って帰れるものをと、焼き餃子とブタの角煮のパン包みをもらうことにした。

臥龍坊(ウーロンファン)との再会_d0188401_1644522.jpg


でお味は、やはり変わっていないようだった。
安心した。

また来ますね。
# by foxpapa | 2012-10-11 15:52 | 食べる | Comments(1)



日々僅かなことにでも感性を持ち続けたい。さて今日は何に感動できるだろう。

by foxpapa
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